『子どもの笑顔を、親と一緒に見守り育む。』九州初の拠点が宮崎市にオープン

「家でも学校でもない第三の居場所」4拠点目は、九州地区初となる宮崎拠点です。宮崎市にある宮崎拠点は、2018年1月にオープンしました。現在、地域の民生委員や行政の皆さまのお力をお借りしながら、拠点を利用する子どもたちの募集を行っている真っ最中です。
少しずつではありますが、前へ進んできています。
地域の方へ第三の居場所の内覧会を実施
オープンに先立ち、去年のクリスマス12月25日に地域の関係者をお招きして、拠点の内覧会を行いました。年末の忙しい時期にも関わらず、地域の民生委員や行政関係者など40名を超える皆さまにお越しいただき、拠点内部の見学やスタッフとの交流などを行っていただきました。拠点をご覧になった皆さまが口々に、「きれいだね」「広々していて気持ちいいね」「シャワーまであるなんて素晴らしいね」「子どもが安心して過ごせますね」などとお褒めの言葉をくださり、とてもうれしく思っています。内覧会の途中に事業説明の時間を設け、この宮崎拠点がどのような目的で作られたのか、どのような子どもたちに利用してもらいたいか、今後どのような場所にしていきたいかなどをご説明したところ、皆さまとても熱心に耳を傾けてくださいました。皆さまの想いとその姿勢に、スタッフ一同励まされると同時に、身の引き締まる思いでいっぱいになりました。
幅広い地域ネットワークと充実したスタッフ体制
宮崎拠点の特徴は、弊団体が培ってきた地域ネットワークの広さと、子どもたちを受け入れることができるスタッフ体制です。弊団体はこの地域で子どもたちのサポートを行っており、子どもに関する広いネットワークを有しています。そのため、居場所を必要とする子どもたちに様々な方面から繋がることができます。
また、拠点で勤務するスタッフも年齢層が広く、10代から70代の元気いっぱいで愛に溢れた個性豊かなスタッフが揃っています。子どもたちが安心できる、ほっとできる、のびのびできる空間になるよう、日々話し合い研修に取り組んでいます。また同じように、保護者の皆さまにも「ここに来たら、ちょっと心に余裕が生まれた」など、安心感が提供できるような居場所にしていきたいと思っています。そのために、保護者支援などの経験が豊富な社会福祉士にもスタッフとして参画していただき、専門家からの意見やアドバイスも取り入れていく予定です。
『子どもの笑顔を、親と一緒に見守り育む。』
この理念を実現させるために、日々楽しみながら努力していきます。
第三の居場所 宮崎拠点マネージャー 鈴木直子

日本財団は、「生きにくさ」を抱える子どもたちに対しての支援活動を、「日本財団子どもサポートプロジェクト」として一元的に取り組んでいます。