この春卒業を迎えた奨学生からのメッセージ
こんにちは。夢の奨学金事務局です。
4月に入り、新生活を始められたみなさん。
ご入学、ご進級おめでとうございます。
この春卒業を迎えたある奨学生から、メッセージが届きました。
2期生として3年間奨学金のお世話になった彼女は、4月から看護師として働いています。
今回は一部を抜粋し紹介させていただきます。
無事に先日、学校を卒業して、今日、国試の合格発表だったんですが、合格することができました。
ここまでこれたのは、夢の奨学金があったからって自信を持って言えます。
学校も優秀賞で卒業することができました。
施設を退所して、働いてたときは進学なんて夢のまた夢で、看護師なんて遠い世界でした。
この奨学金をいただくまでは、いつ死んでもおかしくないような生活でした。
でも、この奨学金があったから私は生き直すことができて、前を向いて歩いて、自分の人生をいま生きることができています。
たくさん初めての経験ができて、初めてしわあせを感じて、生きててよかったって心から思います。
優秀賞をいただけたのも、学費だけでなく、家賃や生活費のサポートをしていただけたから。
学業に集中して取り組めたお陰です。
それに、なんでも話せて、共にがんばりあえる奨学金の仲間とサポートしてくれる亜美さん(※ソーシャルワーカー)や財団の職員の皆さんがいたからです。
お金だけじゃここまで来れなかったと思います。
それぞれ違う目標だけど、切磋琢磨しあえる仲間の存在にどれだけ救われたかわかりません。
また見ず知らずの人が私たちのために、大切なお金を寄付してくださっている。ということにどれだけ勇気をいただいて、それが頑張る励みになったか、、
人の温かさをこんなにも感じることができるなんて思っていませんでした。
本当に感謝しかありません。
いろんなことがあったけれど、夢を叶えるサポートをしてくださったこと心から感謝しています。
本当にありがとうございました。

彼女のメッセージには、感謝の気持ちがつまっていますが、ここまでこれたのは、もちろん本人の努力があったから。
奨学生として卒業した後も、あたたかく彼女の活躍を見守っていきたいと思います。
日本財団 公益事業部 国内事業開発チーム 笹野綾香

日本財団は、「生きにくさ」を抱える子どもたちに対しての支援活動を、「日本財団子どもサポートプロジェクト」として一元的に取り組んでいます。