ササカワ・インド・ハンセン病財団(S-ILF)設立15周年記念挨拶

Video Message

S-ILF15周年を記念致しましてお祝いの言葉を述べさせていただきます。本来ならば、飛んでニューデリーに行きたいところではありますが、新型コロナウイルス蔓延のため行けないのは大変残念なことです。しかし私の心は今、ニューデリーにあります。

タルン・ダス会長のもとに、本当に素晴らしい活動をしていただいていることに心から感謝を申し上げます。昨年は、ヴィヴェック・ラル事務局長をお迎えして新しい体制が発足しました。理事の皆さんを含め、職員の皆さんもダス会長のもと、ラル事務局長が先頭に立って、素晴らしい戦略のもとに新しいS-ILFがさらに大きく発展しようとしていることを心から嬉しく思っております。

私は常に現場には問題とその答えがあると考え、それはまた私の行動哲学でもあります。ラル事務局長は現場の色々な情報を収集し、適切な対応をされているということを伺っております。しかしながら、依然としてハンセン病を患っている皆さん、そして回復した皆さんの生活はまだまだコロニーを中心にして不十分であることは皆さんご承知の通りであります。一人でも多くの方を助けたい、また、満足した教育を受けられるようにしたい、というのは、ダス会長をはじめ理事の皆さん、そして私自身も同じ想いです。

彼らの為に心を一つにして、彼らの生活が少しでも良くなるように、そして子供たちがしっかりとした学業を受けられるように、私たちは努力をしていきましょう。そして、私の人生の終わり近くに、私はS-ILFの一員として皆さま方と一緒に仕事が出来ることを大変喜んでいます。 改めて15周年おめでとうございます。1日も早く皆さまとお会いし、語り合える日が来ることを願っています。

※本ビデオメッセージは、日本財団YouTube(外部リンク)にて視聴できます。