ネパールにおける支援事業記者会見
みなさん、こんにちは。私は日本財団の会長で、WHOハンセン病制圧大使をしております、笹川陽平です。サンタ・ビルマ・ネパール山岳協会会長、しばらくでございました。ハンセン病の制圧には大変貴殿の力をお借りいたしました。また、本日は主賓としてご多忙の中、プレム・エール・ネパール国文化・観光・航空大臣、そして菊田豊・駐ネパール日本国大使にもご出席いただき、感謝申し上げます。
ネパールと日本の友好関係が長く続いていることは御高承の通りです。私は特にネパールからハンセン病を無くすために、再三再四貴国を訪問しました。一万人に一人以下に患者を減らすことを制圧と呼びますが、大変困難な中、保健省をはじめ山岳協会の皆さん、そしてメディアの皆さんも協力いただき、見事制圧を達成されました。制圧達成の際に貴国を訪問したことは昨日のことのように覚えております。
こうした制圧活動の際に、あらゆる場所を訪問するにあたり、サンタ会長には大変なご協力をいただき、サンタ会長のご協力なくしてハンセン病の制圧はなかったと思う次第です。サンタ会長は日本でも大変有名な方です。日本の山岳会の会員にも、天皇陛下とともになっています。このサンタ会長からネパールにおける新型コロナについて、様々な困難が伴っているので協力いただきたいという強い要請を頂きました。我々も世界を対象にして様々な人道活動を展開していますが、日本とネパールの歴史的な友好関係を考え、私たちも支援をするのは当然のことと理解しています。
約21万ドルの支援ですが、予防を含め、一人でも患者の命が助かるように是非とも有効にお使いいただきたいと思います。私はネパールからコロナが無くなることを心から祈っております。本来であれば私が貴国を訪問し活動をしたいところではありますが、現下の情勢により訪問できないのが非常に残念であります。しかしながら、コロナが落ち着きましたならば、真っ先に貴国を訪問し、旧友にお目にかかるのを楽しみにしております。 どうぞ、有効に本支援をご活用いただくことを心から願っております。宜しくお願い致します。
※本ビデオメッセージは、日本財団YouTube(外部リンク)にて視聴できます。