インパール平和資料館3周年式典
ビデオメッセージ
78年前、戦禍に倒れた多くの住民の皆さまに衷心より哀悼の意を表します。そしてその方々の想いを平和な未来へと繋ぐインパール平和資料館が3周年を迎えたことを嬉しく思うと同時に、ダバリ博士、クリシュナン会長、ジョイレンバ理事の不断の努力に敬意を表します。また、ダバリ博士におかれましては、インパール平和資料館をはじめとする日本とマニプール州との友好関係の深化に多大な貢献をした功績が認められ、昨年日本政府による旭日双光章の栄誉を受けられました。改めまして心よりお祝い申し上げます。
今や皆さんの努力でインパール平和資料館は過去と未来を繋ぎ、そして日本とマニプール州を繋ぐ架け橋として、大変重要な存在となっています。昨年は新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるい、インドにおいても国難と呼べる状況にありました。しかしながら、この資料館を通じて紡がれてきた友情があったからこそ、日本財団は酸素濃縮器など、新型コロナウイルス治療に必要な医療機器をマニプール州へ届けることが出来ましたし、少しでも皆さんのお役に立てたのであればこれに優る喜びはありません。
毎年、ジョイレンバ理事から綺麗な写真を頂いています。桜の写真です。3年前、インパール平和資料館が開設されたときに皆さまと一緒に植えた桜の成長を、資料館が一層拡充している姿に重ね合わせています。この資料館がきっかけとなり、日本とマニプール州、ひいてはインドとの友好関係が一層深まっていくことが私の夢です。近いうちに再び皆さんにお会いできることを楽しみすると同時に、資料館の益々の発展を切に願っています。ありがとうございました。
※本ビデオメッセージは、日本財団活動紹介YouTube(外部リンク)にて視聴できます。