第3回世界海上保安機関長官級会合レセプション
於: 東京
こんばんは。岸田文雄・日本国内閣総理大臣におかれましては、第3回世界海上保安機関長官級会合の重要性をご理解下さり、ご出席を賜り誠に有難うございます。また、世界各国からお集まりの海上保安機関長官の皆さん、ようこそ東京へ。そして、これまでで最大となる約100の国と国際機関からの参加を頂いて本会合が開催できることを嬉しく思います。
海は「人類共有の財産」であり、また、海の存在なくして人類の生存そして繁栄はあり得ません。しかし近年、自然環境の変化や気候変動に起因する災害のみならず、テロ等国際的な脅威、違法操業などの国際犯罪など、もはや一国或いは一地域による取り組みでは解決することが出来ない課題に海洋は直面しております。皆さん、世界には200近い国がありますが、海は1つです。このような危機的状況だからこそ、我々は、政治や宗教、人種、国境の垣根を越えて、海の安全と平和のために、国際法を順守する「法の支配」のもと協力していく必要があるのではないでしょうか。
皆さん、水の惑星と言われる地球の7割を占める美しい海の健全な状態を維持し、未来に引き継いで参りましょう。この重要な職責をまっとうするために、明日からの会議が実り多い会議であることを期待しております。ありがとうございました。