海の未来を考える

世界が協力して“海の恵み”を守ってゆくために
海洋を取り巻く問題は一般家庭の食卓にも密接に関係しています。日本財団は、豊かな海を次世代に引き継ぐためのさまざまな取り組みを支えています。
豊かな海を未来の子どもたちに残すために
人類は、古くから豊かな海の恵みを活用してきました。しかし、海洋環境の破壊や水産資源の乱獲などにより、当たり前のように私たちが享受してきた海の恵みはもうすぐ底をつくかもしれません。世界中の海がつながっている以上、こうした海の課題は他国との分野を超えた協力なしには解決できません。日本財団では、諸外国の研究機関などとも連携して豊かな海を次世代に引き継ぐための取り組みをサポートしています。
世界の海洋問題を共有する国際シンポジウム
世界が共有する海に関する問題解決のためには、国や組織、分野を超えた幅広い取組みを即座に行うことが必要です。日本財団は、世界的に著名な科学者及び政策関係者を内外から招いて海洋シンポジウム「次世代に海を引き継ぐために」を開催。国際的な視点に基づく海洋の現状や課題を紹介しました。
パラオとの友情の証「NIPPON MARUⅡ」
日本財団は、2012年にパラオを襲った大型台風により沈没した旅客船「日本丸」を代替する「NIPPON MARUⅡ」を寄贈しました。パラオの経済・教育の中心地コロール島と、同国南部のペリリュー島を結ぶ定期便として2014年12月から、人々の足として活躍しています。
ミクロネシア3国とともに広大な太平洋を守る
違法漁船の乱獲による水産資源の減少や、海の環境破壊は世界共通の課題となっています。日本財団は、ミクロネシア3国の海上保安能力の強化を通し、ミクロネシア海域が抱える課題の解決を目指しています。