東日本大震災の復興支援活動「復興応援 キリン絆プロジェクト」水産業の復興を後押しする、企業と連携した取り組み
当財団では、キリンビール株式会社からの寄付金に基づき、同社が行う「復興応援 キリン絆プロジェクト」の中で特に水産業の復興支援事業に取り組んでいます。
震災後から2012年までは、水産業の中でも「養殖業の復興」に取り組み、岩手県はわかめ、宮城県はかき、福島県は青のりを中心に、養殖再開に向けた養殖設備の復旧支援を行ってきました。
岩手県においては、岩手県漁連に対し、盛岡冷凍工場新冷蔵冷凍施設と、わかめ養殖施設整備事業への支援として、9,500万円を助成しました。また、宮城県においては、宮城県漁協ほかに対し、「生かき共販施設」建設と、かき養殖施設で使用する大型重機などの支援として、2億1,850万円を助成しました。さらに福島県においては、相馬双葉漁協に対し、松川浦の青のり養殖事業復旧への支援として、9,500万円を助成予定です。
2013年からは、復興支援第2ステージとして、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、水産物のブランド育成支援、6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開していきます。
第2ステージの内容
対象 | 東日本大震災により被災を受けた岩手県、宮城県、福島県の水産業関係者。 (岩手、宮城、福島のいずれかの県に所在し、生産から加工、販売までのいずれか、または一連の業務を行なっている事業者・団体など) |
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支援内容 | 主に水産業に関する支援として次のような事業に対して支援を実施。
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実施期間 | 2013年1月〜2014年12月(予定) |
予算 | 8億円 |
支援先選定 | 当財団を中心とするワーキングチームにより、ヒアリングなどの事前調査を実施し、支援先候補の抽出を行い、案件形成が可能な候補先より申請書を提出いただき、同財団における事業選考委員会での審議後、支援先・金額を決定し、助成します。 |