「ハリー・ポッター」作者が家庭養護の推進を目的に設立したNGOの代表が初来日【シンポジウム開催】子どもが家庭で暮らす社会にむけての道しるべ
場所:日本財団ビル(港区赤坂)
日本財団「ハッピーゆりかごプロジェクト」は、すべての子どもが温かい家庭で育つ社会を目指して活動しています。このたび、「ハリー・ポッター」シリーズの著者J.K.ローリング氏が家庭養護の推進を目的に創設した英国の国際的NGO「ルーモス」の代表であり、「世界で最も影響のあるソーシャルワーカー30人」の1人に選ばれたジョルジェット・ムルヘア氏が初来日。子どもの家庭養護について海外の先進事例を同氏に学ぶシンポジウムを、下記の通り開催します。
現在、日本では社会的養護を必要とする子どもの85%が施設で暮らしており、厚生労働省は里親など家庭養護の割合を3分の1に引き上げるという目標を掲げています。シンポジウムでは、これまでルーモスが中央・東ヨーロッパにおいて行ってきた、子どもが実親の下で暮らし続けるための仕組みづくりや、里親など家庭養護への移行の促進など、家庭で暮らす子どもの数を増やす支援の経験を、ムルヘア氏にお話しいただきます。ほか、欧州委員会から政策アナリストのアンドル・ユルモス氏を招き、家庭養護の推進におけるEUの政策についてご紹介いただきます(予定)。
なお、ムルヘア氏は来日中にシンポジウムのほか、日本財団と養子縁組の推進に取り組む横須賀市長(※)との面談などを予定しています。
- 横須賀市は、日本財団と「ソーシャル・インパクト・ボンド」という社会的インパクト投資モデルを採用し、特別養子縁組を推進するパイロット事業の協定を締結しています。
日時 | 2015年6月8日(月)15:00〜17:00(14:30受付開始) |
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場所 | 日本財団 2階大会議室(東京都港区赤坂1-2-2) |
主催 | 日本財団、ルーモス |
プログラム |
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- 日本語・英語(同時通訳有り)
- 一般の参加者は定員200名(先着、事前申し込み制)、参加費無料
ルーモスとは
「ハリー・ポッター」シリーズの著者、J.K.ローリング氏が2005年に創設した英国の国際的NGO。社会的養護を必要とする子どもたちが、施設ではなく家庭で暮らすための体制づくりを世界中で支援している。特にモルドバ、チェコ、ブルガリアなどの中央・東ヨーロッパにおいて、子どもが実親の下で暮らし続けるための仕組みづくりや、里親など家庭養護への移行、また家族再統合の促進により家庭で暮らす子どもの数を増やす支援を実施してきた。その結果、多くの施設が母子の支援施設や保育園、里親を支援する組織などに役割を転換している。最近では、ハイチやカンボジアなどでも活動を開始。世界銀行、米国国際開発庁(USAID)、カナダ国際開発庁(CIDA)などと共に「子どものためのグローバル・アライアンス(Global Alliance for Children)」を締結。2015年4月には、ルーモスUSAオフィスを開設。
- ルーモス公式ウェブサイト
- http://www.wearelumos.org/
ジョルジェット・ムルヘア氏

ルーモスCEO。1993年よりルーマニアを皮切りに23カ国で大規模な家庭養護推進プログラムを先導。2011年より現職。「世界で最も影響力のあるソーシャルワーカー30人」の1人に選ばれている。
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