日本財団「18歳意識調査」第23回 テーマ:格差社会について
日本財団は2月下旬、「格差社会」をテーマに23回目の18歳意識調査を行いました。この結果、7割以上が「格差が拡大していると思う」と答え、6割弱は「日常生活で経済的格差を感じる」とし、格差が進学などに影響を与えている、との指摘も出ています。

また6割を超える人が「格差がさらに拡大する」と見ているほか、4割弱は「家庭環境や個人の資質の違い」などを理由に、「格差は是正できると思わない」とし、格差社会での生き方として「賃金の高い企業に就職する」、「購入を控え、支出を抑える」といった答えが3割~2割に上っています。

近年、世界で加速する富の偏在に関しては、「仕方がない」と「問題だ」が3割前後で拮抗し、前者では「資本主義だから」、後者では「資産の多い人からもっと税金を取って社会に分配するべきだと思う」といった声が出ています。

18歳意識調査 第23回テーマ「格差社会」についてのポイント
- 世界的に格差が拡大している 思う72.3% 思わない7.4%
- 日常生活で経済的な格差を感じる はい57.6% いいえ42.4%
- 格差は今後どうなる さらに拡大する61.6% 縮小する4.4%
- 格差は是正できる 思わない37.1% 思う23.7%
- 世界の富の偏在 仕方がない33.5% 問題だ26.7%
18歳意識調査 第23回テーマ「格差社会」について報告書
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