広島県内初「渚の交番 SEABRIDGE」因島アメニティ公園にオープン尾道市の海岸で、親子で海に親しむプログラムを提供
日本財団が、NPO法人PLUS及び尾道市と協働で開設した「渚の交番 SEABRIDGE」が、2021年7月20日(火)よりオープンしました。
「渚の交番」は、豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくりの総合拠点です。この尾道の「渚の交番 SEABRIDGE」では、子どもたちの海への好奇心を高めるため、福山大学やライフセービングクラブ、民間企業など海の関係者が連携した海洋教育プログラムやマリンアクティビティを提供します。地域内外のあらゆる人がこの海に触れ、「海の魅力」を再発見する機会を提供できる地域コミュニティの拠点となることを目指します。


「渚の交番」は、豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくりの総合拠点を開設・運営する、日本財団のプロジェクトです。新型コロナウィルス感染症の影響で多くの海水浴場が閉鎖となる中、地域の子どもたちへの海洋教育の提供や、ライフセーバーによる海の監視、マリンアクティビティの提供など、子どもたちが海に親しみを感じ、好奇心を持ってもらえるよう様々な活動を行ってきました。この度開設する広島県尾道市のほか、全国8箇所の拠点で活動中です。
全国で9箇所目となる「渚の交番 SEABRIDGE」は広島県内初の開設となり、施設内には、環境に配慮した「脱プラスチック」をテーマに掲げたカフェや、テーマごとにセレクトした絵本を無料で閲覧できるギャラリースペースなどを設けています。また、海の産業体験やマリンスポーツ体験、福山大学マリンバイオセンターと連携した海の生物について学べるセミナーなどのプログラムも用意しております。
新型コロナウィルス感染症拡大の影響から多くの海水浴場が閉鎖となる中でも、「渚の交番」は子どもたちが海に親しみを感じられるようなコンテンツを各地で提供しています。
「渚の交番 SEABRIDGE」施設概要、提供プログラム
施設情報
施設名称 | 渚の交番SEABRIDGE |
---|---|
オープン日時 | 2021年7月20日(火) |
管理団体 | NPO法人PLUS |
担当自治体 | 尾道市 |
所在地 | 因島アメニティ公園(広島県尾道市因島大浜町87-1) |
電話番号 | 0845-24-1212 |
営業時間 | 10時~17時(水曜定休) |
設備 | カフェスペース、コミュニティスペース、ブックギャラリー等 |
「渚の交番 SEABRIDGE」の特長
渚の交番 SEABRIDGEは、瀬戸内海に面し、海の恩恵を受けてきた尾道市において、海(sea)が、「人と人」や「人と産業」の懸け橋(bridge)となるようにと願い、名称を決定しました。尾道市は造船業を中心に栄えてきた町であり、本施設の近くにも多くの造船所が存在します。大小様々な船が運航されている様子を見ながら、地域と海、そして造船業とのつながりを、ゆったりとした時間の中で感じることができます。
内装
船首をイメージしたカウンターや水しぶきをイメージした球状の照明、造船の足場を活用したフレームなど、尾道の造船の歴史や海との関わりを表現。

ピクニックカフェカウンター(カフェスペース)
施設南側にあるテイクアウト専用カフェカウンター。
テイクアウト用のカップやストローは、土に返る自然素材由来で、環境に配慮した脱プラスチックをテーマに掲げる。

海辺のブックギャラリー(絵本ギャラリースペース)
テーマごとにセレクトした絵本を無料で閲覧できる図書ギャラリースペース。簡単な会員登録のみで、絵本を読んだりしながら、ゆっくり流れる時間の中で海を感じることができる。

提供予定プログラム一例
海の文化体験(小早船)、産業体験、マリンスポーツを通じ、海の街尾道で海との共生を学ぶ。福山大学との連携により、食を通じてしまなみの海や、生物について学ぶリレー講座の開催 等

関係者コメント(一部)
平谷 祐宏氏(尾道市長)
尾道市は古来より海上交通の要所として栄え、近代においても日本の造船業を支えるなど、海と密接なかかわりを持ってきた。そこに渚の交番という新たな拠点が開設されたことは、この上ない喜びである。因島地域のさらなる活性化に寄与するものと期待したい。

尾形 武寿(日本財団 理事長)
昔から海に守られ、育てられてきた我々だが、10代の4割がこの1年で1度も海に行っていないという調査結果も出るなど、子どもたちが海に行く機会が減っている。この渚の交番SEABRIDGEが、海と人のつながりを強める拠点となってほしい。

「渚の交番」開設状況・設置場所
広島県尾道市を含め全国9箇所に開設しており、地域の子どもたちへの海洋教育の提供、ライフセーバーによる海の監視、マリンアクティビティの提供など、海に関わる多様な活動を行っています。


関連リンク
お問い合わせ
リリースに関するお問い合わせ
日本財団 経営企画広報部 広報チーム
- 担当:勢川
- 電話:03-6229-5131
- FAX:03-6229-5130
- メールアドレス:pr@ps.nippon-foundation.or.jp
事業に関するお問い合わせ
日本財団 海洋事業部 海洋チーム
- 担当:日高